人がつながるまちづくり コミュニティデザイナーの山崎亮さんの講演に参加

先日、コミュニティデザイナーの山崎亮さんの講演会に参加しました。テーマは「人がつながるまちづくり」

山崎さんが実際にかかわったプロジェクトを例に、地域のコミュニティをどう活性化させていくかについて話されました。山崎さんの話は机上の空論ではなく、具体性が伴うのでとても説得的でした。コミュニティには地縁型(自治会等)とテーマ型(サークル等)の2種類があり、地縁型は高齢化が進む一方、テーマ型は活発になってきているとのこと。

「最近の若い者は、自治会活動をやらないし・・・」と嘆くのではなく、テーマ型のコミュニティとうまくコラボレーションしていくことが重要だとの指摘には、大変納得しました。現状を認め、動くことは難しいですが、現状を打破するためには必要です。

また、山崎さんの思い入れが深い案件の1つとして、島根県海士町の事例をご紹介いただきました。海士町は人口が約2,300人で、隠岐諸島を構成している島です。少子高齢化と人口流出が進んでいましたが、コミュニティをうまく再生させ、独自の存在感をだしています。既存の人材、物資をどういかすかを住民主体となって考え、住民が自ら行動しているとの説明でした。

島のキャッチフレーズはないものはない

海士町は自然が豊かで、生活する上で足りないものは「ない」

都会にあって海士町にないものは「ない」のだから、開き直ってやるしかない

2つの意味が込められているとのことです。あるものを再認識して、できることをやる。シンプルですが、街の活性化はこの点につきると改めて感じました。