地域で循環する生活 宮尾農園という選択肢

先日、新潟市北区にある宮尾農園の宮尾さんご夫婦とお話をする機会がありました。大学院の研究で一度訪れたことはありましたが、それ以来の訪問です。

一番印象に残ったのは、「地域で循環する」という言葉。宮尾農園では、環境に負荷をかけない農業「自然農法」を実践されていますが、それは地域で循環する生活につながるとのことでした。ないものを求めるのではなく、地域の資源を有効活用する。そのことが結果的に、「宮尾農園」というブランドを確立し、他の地域からうらやましがられることにつながっています。

宮尾農園のたまご「みやたま」です。

宮尾農園のたまご「みやたま」です。

宮尾さんのお宅も、地域の木を使い、地域の伝統的な方法で、地域の方につくっていただいたとのことです。そう語って下さった宮尾さんの姿は、とても満足そうに感じました。

今、国会では「地方創生」のテーマで議論が進められています。しかし、これは国が取り組むべき課題ではありません。地域が各々取り組むべき課題です。そして、各地域には、素晴らしい資源が必ずあります。東京を目指すのではなく、自分達の地域らしい生活スタイルを確立することが、より魅力的な地域での生活につながるはずです。島根県隠岐町の「ないものはない」にも通じるものがあります。

まちづくりの原点は人の生活、営みです。少子化、高齢化などの現象に目を向けていても、根本的な解決にはつながりません。宮尾さんの「生活」には、ヒントがたくさんありました。

「28の挑戦」 小柳 さとし

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