世代論について考える にいがた北青年会議所のボルタリング事業に参加
先日、にいがた北青年会議所の活動として、小学生を対象にしたボルタリング事業をおこないました。40名近くの子どもたちが参加し、とても賑やかなイベントとなりました。子どもたちは、初めてのことに四苦八苦しながらも、元気に壁を登っていました。
最近の子どもは諦める子どもが多いのではないかと、勝手に想像していましたが、実際に触れ合った子どもは、苦労しながらも、諦めずに何度も挑戦していました。諦める子どもが多いのではないかと思ったのは、おそらく私が目にした情報がそういったものが多かったから。自分で直接得た情報は一番信憑性があります。
「ゆとり世代」
この言葉を聞いて、いいイメージを持つ人は少ないはずです。なよなよしている、出世欲がない、消費欲がない、上下関係を理解していない、マイナスのイメージを挙げればきりがありません。しかし、若い世代をあまりよくないものとして批判するのはどの年代にも共通してある現象です。これは、若者が乗り越えなければいけない壁なのかもしれません。しかし、大人が若者を評価する時に「ゆとり世代」との言葉で済ませてしまうのはどうでしょうか。私は大人の怠慢ではないかと思います。
養老孟司さんの「バカの壁」で指摘されているように、はじめから「ゆとり世代」というフィルターを通じて、若者をみることで、すべての現象をその言葉で説明しようと脳が働いてしまいます。情報の収集の幅が狭くなり、自分の持っている「ゆとり世代」のイメージに合致する情報しか集まってきません。結果、自分の「ゆとり世代」のイメージはより強固になってしまいます。
新しいことに挑戦することなしに、成長はないと私は思います。そういった意欲を持つことが若さであるとすれば、私は若さを最大の武器にして、活動していきたいと思います。