魚沼基幹病院を視察 地域全体の視野で医療を考える
先日、魚沼市にある新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院を視察してきました。今まで魚沼地域では、急性期の3次医療に十分に対応できていませんでした。院長先生の話では、2割は長岡まで行っていたとのこと。
そこで、魚沼地域の医療体制を再構築する中で、地域の中核病院としてつくられたのが、魚沼基幹病院です。2015年6月にオープンしたばかりということもあり、とても綺麗で清潔感のある病院でした。
院長先生の話から、多くの示唆がありました。当初の予想を上回るスピードで患者さんが魚沼地域に戻ってきているとのこと。しかし、これは魚沼基幹病院だけで対応できる問題ではありません。
他の病院、在宅などとの連携が地域間でなされてはじめて、患者さんが安心して治療できる環境になります。個々の病院の問題として議論しがちですが、地域の病院として、大局的な視点で考える必要があることがわかりました。