12月議会一般質問に登壇「BRT」「学区外就学」「小規模特認校」「じょんのび館」
12月3日から始まった新潟市議会12月定例会にて、一般質問の機会を頂き本会議に登壇致しました。
今回の以下のテーマを取り上げ市長、教育長と議論しました。特に新バスシステム。BRTについては、運行協定更新があと3ヶ月に迫っており、具体的な方針が示されない中、市民目線、利用者目線、持続可能性の3つをどのように両立させるのか、市長に具体策を示すべきだと申し上げました。要旨は随時アップ致します。
1、新バス交通システム・BRTついて
(1)総括について
(方針転換)
・総括を踏まえ改善の具体的な内容を示すのが、今すべきことでは?開業から4年、市長就任から1年が経過したが、改善のスピード感が足りない
(公約からのトーンダウン)
・市長選時には「大幅な見直し」を掲げていたが、今回の総括では「改善を丁寧に積み重ねていく」とトーンダウンしているのでは?「大幅見直し」と発言していた時、B R Tをどのように大幅に見直すイメージを持っていたのか?
(市長)明確な到達点は持っていなかった。
(2)今後の交通結節点整備について
・現在の青山結節点は暫定で、バスの運転手が車両に乗って待機する場所がない。現在は回送のため周囲を回って時間調整しており、それによる渋滞も発生している状況。
・新潟交通は第一期計画中に青山の交通結節点の本格整備を望んでいるが、開業から4年が経過したが進展なし。
→第一期B R T計画の運行協定を結んだ際に、市役所分館脇にある結節点のような、バス車両の待機スペースがある交通結節点の整備を新潟市が行う旨、新潟交通との間にやりとりがあったのか?本格整備に向けての今後の対応は?
(市長)現在の計画と齟齬があるので、今後の協定の中で見直していく。
(3)Rapid(速達性)について
・現状では専用走行路の整備、事前料金収受システム(バスに乗る前の料金支払いにより乗り降りのスムーズさを確保)など、BRTのRapid=速達性を確保するための施策が新潟市のB R Tにはなく、導入の見込みもなし。
・総括の中にも「B R Tの要素が欠落」との文言があるが、今後の対応として「課題に列挙されたバス待ち環境の改善、乗り換え負担の軽減などの改善を丁寧に積み重ねていく」とあり、Rapidについて言及がない。
→今後の対応はどうするのか?
(都市政策部長)令和4年度の新潟駅高架下交通広場の開業をまって対応を考えたい。
(4)運行協定の見直しについて
(協定の期間)
現在は平成26年4月15日(2014年度)から平成32年3月31日(2019年度)までの6年間
新潟駅高架下交通広場―2022年度(令和4年度)頃供用予定
→今回は2020年度から2022年度までの3年間か?
(都市政策部長)今後の協議で見直していく
(郊外バス路線の維持)
・新潟市内のバス路線には新潟交通と新潟交通観光のバス路線があり、新潟交通観光のバス路線は主に郊外路線。
→郊外のバス路線をしっかり守ることこそが、新バスシステム導入の意義ではないか?次期運行協定の走行キロ数には新潟交通観光が運行する郊外バス路線も含めるよう交渉すべきでは?
(都市政策部長)郊外路線も維持できるよう取り組んでいく
(5)新専門チームの実効性確保について
(郊外部も含めての対応の必要性)
・市民理解の醸成が役割としてあるが、B R T利用者の理解を醸成することなのか?
バス利用者は市民の3%。市民の大部分を占めるバスを利用していない市民、免許返納等によりこれからバスを利用する市民を含めた新バスシステムへの理解醸成が必要。B R Tなど街なかの問題だけでなく、各区、郊外部での公共交通の問題も横断的に取り組むことが必要
→新バスシステム・BRTだけなく、区の生活交通なども含めて改善するためのチームにすべきでは?
(市長)全体を維持できるよう取り組んでいく。
2、学校統合をはじめとする子どもの教育を受ける権利を保障するための教育環境整備について
(1)学校統合に関する現状について
(2)学校規模について
ア 学校適正規模の考え方について
イ 学校適正規模化の進行状況について
(3)学区外就学制度の弾力的な運用について
(4)小規模特認校制度について
3、じょんのび館及び関連施設の今後の運営のあり方について
(1)今までの経緯と来場者の減少状況について
(2)施設の老朽化による修繕費用について
(3)民業圧迫の懸念について
(4)民間売却を含めた今後の運営のあり方について