12月議会で一般質問に登壇「新年度予算編成の方針について議論」

令和2年12月定例議会で12月2日に開会しました。この度も一般質問の機会を頂きましたので、2月の新年度予算編成を前に、予算編成方針について中原市長と議論をしました。

予算編成方針が示され、新型コロナウイルスによる税収減少は約80億円程度と推計が出ました。国からの交付金で大半がカバーできるとの試算ですが、公債費の増加、社会保障関係費の増加で、約39億円を調整する(削減)する必要があるとの試算です。

新型コロナウイルスの影響で経済活動が停滞、それによる税収の減少はしばらく続きそうです。しかし、そこだけに目を奪われてはいけません。人口減少、労働力人口の減少など、構造的な問題が根本にはあります。

コロナ禍で東京圏から地方への分散が期待されていますが、新潟市が創設した地方移住の補助金は100件見込みのところ、わずか4件。実際に東京から地方への移住が進んでいるわけではありません。通勤機会が0になるわけではないので、首都圏の郊外への引っ越しが現実的な線なのではないでしょうか。移住に期待するのではなく、やはり本筋の働く場の創出、仕事を理由に県外に出ていく若者をいかに少なくするか、その上で子育てしやすい環境をいかにつくるか、新潟で育つ子どもたちにいかに教育の機会を保障できるか、この原点に立ち戻ることが必要だと私は感じました。

そこで私は以下のテーマについて、議論をしました。

1、新年度予算編成について

(1)財政運営上の課題を踏まえての新年度予算編成の考え方について

(2)重点的な取り組みをすべき分野の取り組みについて

ア 飲食事業者等の緊急支援について

イ 新たなサービス創出など転換を進める民間事業者の支援について

ウ 航空機整備事業(MRO)など新たな航空機関連産業及び新産業の創出への取り組みについて

エ 行政にとってのデジタル化の意義と推進のための組織、庁内の取り組みについて

オ 教育環境の整備について

(ア)署名活動が始まった光晴中学校をはじめとする小中学生の通学環境改善について

(イ)スクールソーシャルワーカーの待遇改善について

(3)成果連動型民間契約や政策評価を事業予算に組み込むなどの予算の執行方法について

2、市職員の心と身体のケアについて

(1)現状について

(2)今後の対応について

3、消毒用アルコールが引き起こした化学物質過敏症について

(1)現状認識、今後の対応について

 

後日、答弁の内容についてアップさせていただきますが、今回は市長の政治姿勢についてだけではなく、私自身の成長戦略の提案ができたのは、今までの一般質問と違い手応えをえた点でした。提案して終わりではなく、今後形になるよう引き続き訴え続けて、1つでも形になるよう努力して参ります。