光晴バスの会の皆さんと冬季バスの運行補助を求め教育長に要望
地元であり母校の光晴中学校の生徒が利用する保護者が中心となって組織する「光晴バスの会」の皆さんと一緒に、井崎教育長に要望に行ってきました。内容は「冬季通学バスの保護者負担の軽減」です。署名として1,000人を超える皆さんの思いが教育長に手渡されました。署名にご尽力頂いた全ての皆さまに敬意を表します。
保護者有志でバスを借り上げ運行
光晴中学校の生徒で豊栄南小学校区から通学する生徒は、通学距離が遠く普段は自転車で通学しています。しかし、冬季は風が強く、雪もあるため自転車に乗れずバスで通学しています。国の示す基準では小学校4キロ、中学校6キロ以上がスクールバスの運行の基準となりますので、豊栄南小学校区の生徒は、バスに乗って通学することができないのが実情です。スクールバスが市の教育委員会が運行しているので、無料で利用できるのも特徴の1つです。
一方で、光晴中学校の場合は、保護者有志が借りる形をとっているため、保護者負担が発生しています。通常のバス事業者に依頼した場合は、1世帯あたり3万円程度になるとの試算もあるようですが、長浦コミュニティが所有するバスを借りているため、保護者負担も1ヶ月3000円程度で済んでいます。
令和3年度末でのコミニティバスの廃止
今回の問題は、このコミュニティバスが耐用年数の都合上、令和3年度いっぱいで廃止になることにより、光晴中のバス利用者は他のバス事業者にバス運行をお願いしなくてはいけず、保護者負担が1ヶ月3万円程度発生してしまうことです。
義務教育でありながら、多額の負担が発生することがどうなのか?私も地元であり、母校の問題として、子ども等が安心して通学できる環境づくりのため、何とかする必要があると実感しました。
今後の対応策
2020年12月定例会で私もこの問題について質問をしました。(議事録はこちら)
私は2つの提案をしています。
(1)デマンドバスの朝の通学便設定(定期代補助)
(2)運行費補助枠の拡大(現在は運行費用の30%補助)
(1)については、時間がかかりますが、地域の高齢者にとってもデマンドバス等の利用がしやすくなるなど効果があると考えます。
一方で、令和3年度末でバスが廃止されること、行政の予算要求のスケジュールから今年度中に形を作る必要があることを加味すると、経過措置として(2)が必要かもしれません。
いずれにしろ、子どもたちの学ぶ環境をしっかり保障するため、今後も行政、保護者の皆さんと話し合いを重ねていきたいと思います。