光晴中学校の冬季間の通学バスの問題について
2021年12月の議会で取り上げ、その後4月の教育長への署名簿の提出、地域と行政との勉強などを数回重ねてきました。豊栄市時代は各コミュニティにバスが配置されたため、そのバスを利用し、保護者負担を抑えながら通学にバスを活用することができていました。
そもそも、国のスクールバスに関する補助金交付の要件として小学校は4km以上、中学校は6km以上と規定されており、光晴中学校の長浦地区の遠い部分からは、5kmから6kmの間となっており、国の交付金を活用してのスクールバスを走らせることができません。しかし、通学路は建物がなく風雪を遮るものがないため、冬季間に自転車での通学は困難です。そのため、保護者有志が貸切バスを利用しての通学バス利用、その後は豊栄市のコミュニティバスを利用しての通学バス利用という経緯があります。
その後、バス車両の耐用年数が経過したため、廃車が決定したのが昨年でした。交通事業者からバスを借り切った場合、保護者の費用負担は今までの10倍以上になることになり、「なんとかならないか」との声をいただき、この間動いてきました。
この度、エリアバス×タク事業として、予算化され2月議会に上程されました。通学の中学生だけでなく、高校生、そして地域住民が使えるようにデマンドタクシーからより事業を進化させた内容となっています。
保護者の方から「義務教育なのになぜお金がかかるのか?」とのご指摘も頂いてきましたが、仰る通りだと思います。現在の与えられた条件で、できるだけ保護者負担を減らし、地域住民の公共交通を確保しながら子ども達の安心・安全な通学手段を確保するという点で、行政の皆さんに部局を超え知恵を絞っていただいたことに敬意を表します。
ここからがスタートです。よりよい事業になるように引き続き取り組みたいと思います。