2023年12月議会で本会議に登壇「西堀ローサ」「誹謗中傷への対策」「観光政策」「アスベストの危機管理」について議論
2023年12月新潟市議会の定例議会で一般質問の時間をいただき、一般質問をいたしました。
テーマは、「西堀ローサ」「誹謗中傷への対策」「観光政策」「アスベストの危機管理」についてで、以下の通りです。
議会での発言内容は後日こちらに動画がアップされますので、お待ちください。
1、インターネット上の誹謗中傷について
(1)近年の被害増加を受け本市が果たすべき役割について
→対策強化と条例制定を求めました。
2、西堀ローサについて
(1)本市の今後の対応について
→貸付金9億円が現金で返済されない場合、物納としての可能性について、また新潟駅へ人が集中する中、古町エリアの戦略を変えなくては同じことの繰り返しになるのではないかと意見しました。
(2)新潟地下開発(株)が解散に至ってしまったことへの見解について
→市からの貸付金9億円について、経営改善計画を求めなかったことが、市税を貸しているということを踏まえれば不十分だったのはないか?今後の総括、今後への教訓とすべきことを問いただしました。
(3)これまでの新潟地下開発(株)への新潟市からの直接・間接的な支援について
→これまで総額53億円が投じられてきたことを明らかにしました。
(4)決断のタイミングについて
→市からの投資が過分にあったが故に、民間事業として今の形態での運営が続き、決断が遅れたのではないかと意見しました。
(5)今後の活用可能性について
ア 施設を利用する場合にかかる修繕費用について
→施設建設から47年が経過し、施設を継続利用する場合まず長寿命化のための修繕が必要である点を指摘し、早急な試算を求めました。老朽化調査を早期に実施する旨の答弁がありました。
イ 通路として利用する場合について
→約1億4000万円かかる旨の答弁でした。
ウ 駐車場として利用する場合について
→建物の構造上難しいとの答弁でした。
エ 建物をスケルトンにして売却、貸付する場合について
→老朽化調査の結果が出ないと試算できないとの答弁でした。
オ その他考えられる可能性について
(6)検討スケジュール・方法について
→老朽化調査を実施し、できるだけ早いタイミングで検討したい旨の答弁でした。
2025年3月末にテナント退去、10月に解散のスケジュールを踏まえると、民間事業者、有識者をいれ、老朽化の試算結果を踏まえ2024年度中には方向性を出す必要性があることを意見しました。
3、人口減少局面での新潟市の観光政策について
(1)観光政策推進の必要性について
(2)持続可能な観光の視点での施策展開について
(3)客単価をあげる取り組みについて
→現在新潟市では観光客の消費単価を統計的に把握していないことを指摘し、調査を求めました。
(4)目指すべき方向性について議論する場、目標数値設定、計画の必要性について
→現在、新潟市には観光に関する計画がなく場当たり的な対応であることを指摘し、計画策定を求めました。政令市
の中で計画を持っていないのは僅かに新潟市含め3市。佐渡に世界遺産登録を機に、中期的な視点で観光政策を進める必要があると私は主張し、市長から前向きな答弁をいただきました。
4、公共建築物でのアスベスト飛散に対する危機管理について
(1)公共施設における吹きつけ建材へのアスベスト含有を受けての対策について
→全市的な調査の日程、吹きつけ以外の建材建材に含有されているものは対象外である旨、確認しました。
(2)解体、改修工事での飛散可能性がある場合の対応ついて
→市発注の工事で、今後も施設を利用しながらの建物改修工事が増加することが想定されます。マニュアル、手続きを遵守した上で、なお飛散可能性がある場合、健康不安を訴える方への医療機関紹介など市が責任を持ってやる旨の答弁を頂きました。