2月定例議会での一般質問「Noism」
2月定例議会で質問したNoismについて、私の質問、市の答弁の要旨を掲載いたします。詳細は後日議事録にてご確認ください。
Noismの活動は評価しています。しかし、現在の新潟市の厳しい財政状況とは無関係に語ることはできません。全事務事業点検が実施され、教育、福祉部門の例外なくコストカットが行われました。就学援助費についても見直しがあり、多くの子ども達への影響は避けられません。そんな中、年間5000万円以上が市から拠出されており、昨年度より増額されています。そういった状況を理解した上での活動を求めます。
「今までの成果と課題について」
(小柳)
私はNoismの活動を評価する立場から議論していきたい。年間約5,000万円がNoism関係として市からお金が入っています。当然ながら、公金を投入する以上、市民に納得してもらえるような使い方が必要だ。どんな成果があり、課題があるのか?
(文化スポーツ部部長)
これまで5期13年にわたって活動し、国内での活動はもとよりフランスをはじめ海外10カ国で公演を行うなど、オリジナリティの高い創造事業への取り組みが国内外で高く評価されている。
プロであるNoismには高い完成度が求められ、多くの練習時間の確保が必要。質の高い公演を行うには予算も必要。今後は限られた時間や予算の中で、より質の高い創作活動を行うとともに、アウトリーチ活動の充実など、これまで以上に市民の皆様の理解と支援をいただきながら、踊り文化の発展、向上に寄与してもらいたい。
「市民にどう還元してきたか?」
(小柳)
金森穣氏は「市民還元のための事業ではなく、Noismを通じて全国から人を集めること」とインタビューで述べている。しかし、公金を投入している以上どれだけ市民に還元できているのか?市民へどう貢献しているのか?の視点なしには評価できない。例えば、小中学校でも芸術鑑賞の機会があるが、どの程度の児童、生徒がNoismを鑑賞しているのか?
(文化スポーツ部部長)
小中学校へは過去3年間で8校。
「今後の展望について」
(小柳)
契約の更新についてどう考えるか?タイムスケジュールは?
(文化スポーツ部部長)
Noismは3年ごとに活動期間を定めて活動している。現在は第5期で2019年8月までが活動期間となっている。2019年9月以降の活動については、これまでの活動実績を踏まえ、りゅーとぴあと協議を行い、来年度末までにNoismのあり方を検討していく。