はじめての一般質問~①地方版総合戦略~
6月22日におこなった一般質問の内容について、報告致します。
国の「まち・ひと・しごと創生法案」の成立し、地方自治体においても「地方版総合戦略」の策定が要請され、新潟市でも現在、急ピッチで策定作業に入っています。
しかし、この4月に「新潟暮らし奨励課」が新設され、そこから7カ月で計画を策定するという、少し無茶なスケジュールで策定作業は進められています。
この4月から、8カ年での総合計画ができ、動き出したばかりの状況です。当然、総合計画においても、「人口減少」は最重要課題。その課題設定のもと、8カ年計画を作ったばかりなのに、もう新たに5カ年の戦略をつくれとの国の指示です。
国は、地方自治体を相当信用していないのでしょうか。結果、同じようなものが出来上がる気がしてなりません。そのために、多くの時間を割いて職員の方が集まり、計画をつくることに疑問を感じておりました。
・総合計画と地方版総合戦略との整理
・せっかくつくった戦略を実効性のあるものにするためのPDCAのまわし方
以上2点を中心に質問をしました。
行政からの回答としては、
・総合計画をベースに総合戦略を策定する
・KPI(key performance indicater)を策定し、年度終了ごとにチェックをおこなう
とのことでした。
10月末までに策定するスケジュールは確定しているので、そこにけちをつけてもしようがありません。
出来上がった総合戦略の実効性を確保するため、議会としてしっかりチェックを行う必要があります。
今後の動向を注視していきたいと思います。
新潟市「まち・ひと・しごと創生」総合戦略推進本部会議開催状況http://www.city.niigata.lg.jp/shisei/seisaku/sosei/suishinhonbu/honbu_kaisaijokyo.html
小柳 聡