2017年6月一般質問「病児保育」「自治協議会」「北区役所新庁舎」
2017年6月定例議会にて一般質問をしました。テーマは「病児保育」「自治協議会」「北区役所新庁舎」の3つです。
1、病児保育について
未設置区の北区、南区、西蒲区の3区への早期設置を求めました。
ネックとなっているのは、医療機関に病児保育施設を併設させる「医療機関併設型」のみを新潟市が求めている規定です。これについて、緩和を求め一般質問をしました。
緩和について前向きなに検討する旨の答弁を頂きました。ただし、体調不良のこどもの体調は急に変わることも考えられます。そういったリスクのあるものについては、医療機関併設型が望ましいと思いますので、その点については、注意が必要な旨、発言しました。設置が進まない状況は、ただ待っているだけではいけません。設置要件の緩和により、状況が少しでも改善することを望みます。
また、お迎え型病児保育についても、ファミリーサポートセンターの仕組みを活用しての導入を求めました。お迎え型病児保育とは、「保育中にお子さんが体調を崩し、保護者が迎えに行けない場合、専任の看護師が同行し、かかりつけ医で受診した後、保護者が迎えに来るまで病児保育室で預かるサービス」のことです。
宇都宮市、板橋区の事例をもとに、課題である「知らない看護師が迎えに来ることに起因する不安感」を軽減するために、ファミリーサポートが活用でます。その点についても、導入に向け検討する旨の答弁を頂きましたので、今後の進展に期待します。
3、北区役所新庁舎について
区役所は、一体感醸成のため、「来庁される区役所」を目指すとの発表があり、その後、広く区民からの声を反映させるため、基本構想検討委員会を設置し、議論を重ねてきました。
基本構想案では、多世代交流を進めるため、交流スペース、子育てふれあい広場を設けることが示されましたが、具体的な広さ等については、明らかにされていませんでした。
その後の区民説明会では、子育てふれあい広場について意見が集中していました。「隅のスペースにひっそりとあるのではなく、役所に用事がなくてもいけるようものにしてほしい」との意見があり、また地元の青年会議所が実施したアンケートでも、「子どもが思いっきり遊べるスペース」を求める声が一番多くありました。
そういった点を踏まえ、議論をしましたが、市長、区長からは納得できる答弁がありませんでした。事業費を示されず、広く区民の皆さんから意見を聴取したことに、最大の疑問を感じます。事業費をある程度示し、その中でできることを議論してもらうのであれば、理解できますが、それも示さずに、最後に事業費がないので中途半端なものになるのは、納得ができません。
区民協働を言葉でいうのは簡単ですが、形にするには大変な作業です。今後、どう区民に説明するのか、誠実な対応を願っています。
(質問項目)
1 病児保育をはじめとする子ども・子育て支援のあり方について
- 子ども・子育て支援の重要課題である保育園入園の現状について
- 病児保育の必要性、現状、不足状況について
(3)未設置区への対応について
ア 設置に向けての対応状況
イ 保育所併設型を設置可能とする設置要件の緩和について
(4)お迎え型病児保育について
・課題に対応するためのファミリーサポートセンターの活用
(5)病児保育の子育てステーションとしての役割
(6) 子ども・子育て支援のための地域医療体制整備及び住宅地整備のあり方について
・今後の子育て世代の住宅ニーズに対応し、地域に子どもを産み育てる環境を整備するためにも優良な住宅地の造成について
2 自治協議会の今後のあり方について
(1)10年間の評価、課題認識について
(2)自治協議会の課題について
ア 行政からの報告のあり方について
イ 自治協議会提案事業について
ウ 全体会の運営上の問題点
(3)今後の自治協議会のあり方
3 北区役所新庁舎基本構想(案)及び今後の計画について
(1)北区役所新庁舎基本構想(案)の位置づけについて
(2)建物面積の妥当性
・子育てふれあい広場の大きさは
- 事業費について