新潟市議会のロシア友好使節団の一員としてウラジオストク市議会を表敬訪問致しました。以下、報告致します。
(ウラジオストク行政府)
面会者:トカチェンコ副市長、クシニール国際関係・観光局長、エリョメンコ国際儀典課長、ルニョワ国際関係・観光局主任専門員
※トカチェンコ副市長が市長代理に代わり出席
(トカチェンコ副市長よりご挨拶)
8月には日露沿岸市長会議に参加したが、一番交流が活発なのは新潟である。ソ連時代からの交流でもある。今後は文化、経済など幅広い交流を進展させていきたい。
(観光局長よりご挨拶)
ウラジオストク空港で安倍総理を出迎え、写真も撮影した。一週間は手を洗わなかった。
新潟市国際課の貢献もあり、観光交流は順調に進んでいる。本日通訳として参加している国際課の田村主査は素晴らしい仕事をしている。
今まで観光分野では、日本側のパートナーとの協力について、課題を抱えていた。
観光入込客数でいうと、1.中国2.韓国3.日本の順である。中国、韓国とは航空路線も豊富にある。一方、日本とは航空路も限られており、昨年は日本からの旅行者数は少なかったのが実情である。
第2回東方経済フォーラムでは、日本からウラジオストクへの送客強化について、安倍総理から日本側へ指示がなされた。その後、旅行業協会の訪問団が、ウラジオストクへ視察に来ている。数日前も、担当者レベルの視察で、市内の観光地、ホテルなどをみていった。結果として、今年の旅行者数は、昨年比127%であり、今後のさらなる旅行客数の増加が期待されている。
例えば韓国では、旅行者数の増加でプサン等への航空便が増便されている。S7、オーロラ航空などの増便で、人の流れは増加している。
日本便についても、沿海州政府と協力して要請していく。現在、ウラジオストク→日本→韓国をまわる日程の短いクルーズ船についても、同様に要請を進めているところである。
また、日本からの旅行者の増加のため、日本語を併記したガイドブックを数千部単位で発行し、市内各所に配布したところである。予想以上に反響があり、既に不足している状況のため、増刷の予定である。
(質疑応答)
Q.ガン治療センターと新潟市の協力について、現状はどうか?
A.医療は重要である。核医学センターも、ガン治療センターに併設予定である。また、医療ツーリズムは、極東全体から中国、韓国、日本に行く人々を、ウラジオストク行政府としても支援している。
ウラジオストクは自由港があり、外国の医療センターを設置することも可能である。日本企業も医療センターをつくる計画があり、サポートしていきたいと考えている。