笹山小学校閉校記念式典に参加〜128年のあゆみ ありがとう〜

先日、「笹山小学校閉校記念式典に参加〜128年のあゆみ ありがとう〜」に参加しました。式典では現在の在校児童50名が作詞したオリジナルの歌が披露されました。歌詞の中には、地域の人と一緒に学校園で梨を作ったこと、田植え、稲刈りを行ってきたこと、しるきーもを伊勢丹で販売したことなど、児童の思い出がいっぱい詰まったものでした。小規模校の特性を思いっきり活かした、温かい教育が行われていたことがよくわかり、児童たちの学校をおもう気持ちに胸が熱くなりました。

 

笹山小学校は現在複式学級が2つあります。そういった状況を見て、地域の皆さんから問題提起がされ、PTA、児童委員などに声が掛けられ準備会が設立され、自治会長を通じた全戸アンケートを経て、この度木崎小学校との統合が決まったとのことでした。保護者の方からも、子ども達が笹山小学校をいかに好きなのかを聞かせていただきました。保護者としては、子ども達が好きな学校がなくなるのは、できれば避けたかったとの声も聞かれました。また、卒業したOBの皆さんが地域には多くいらっしゃいます。母校がなくなることに悲しみを覚えない人はいません。これからの子どものことを考え、地域で大きな決断をされたのだと感じました。

北区では太田小学校が児童減少を理由に葛塚東小学校に統合されたことに続き、近年では2例目となりました。市内にも区内にも、児童数が減少することが予測されている学校がいくつかあります。子どもたちの将来を考えた上でどういった環境がより望ましいのかを判断する、場合によっては大きな決断が必要なのではないかと感じました。