新潟市議会2021年9月定例議会で一般質問に登壇「望む人へのワクチンの配分のための改善提案」

9月16日から4日間、一般質問が行われ19名の議員が本会議に登壇し議論が行われます。

私はくじで3番目を引き当て、初日に登壇しました。

テーマは、下記の通りです。

1、コロナワクチン接種、今後想定されるコロナ禍の対応について

(1)コロナワクチン接種、コロナ禍で今後想定される様々な事態での市政運営に対する市長の決意について

(2)接種状況、今後の接種見通しについて

(3)職域接種の接種状況について

(4)集団接種枠が埋まっている等の状況での若い世代の接種について

(5)今後想定される新型コロナをめぐる行動制限の緩和、ワクチンパスポートの電子化等への本市の対応について

(6)ブースター接種(3回目接種)における本市の対応について

2、本市の業務を支える職員体制について

(1)感染症対策、ワクチン接種における体制、勤務状況、人事異動等について

(2)コロナ禍において公務労働の重要性が改めて認識された。明日の新潟を切り拓くために必要な定員配置計画の見直しを含めた施策について

3、市内初となる警戒レベル4避難指示が8月23日に発出された。避難状況、受け止め、今後の対応について

ワクチン接種について

特に、若い世代へのワクチン接種について、現状では集団接種会場の枠がなくなっている点について議論しました。

ワクチン総量としては、12歳以上の新潟市民の94%を確保したとの答弁がありましたが、個別接種、集団接種、職域接種、大規模接種を合計した量で確保しており、接種希望者のニーズと実際の配分のずれがある可能性を指摘しました。

特に職域接種については、接種スケジュールが大幅に遅れたため、すでに接種している方が多くいることが想定されます。余りが出た場合には、これから接種する若い世代のニーズに合わせて集約し集団接種として配分する必要性を指摘しました。

職域接種としては8万人分以上が新潟市内として申請され、現在約54%が1回目を接種済みとの答弁でしたが、46%はこれから接種予定の会場になりますので、今後の対応が鍵になります。

今後想定される行動制限の緩和、ブースター接種について

国の決定を待つのではなく、市としてできうる限りの準備をしておくことを求めました。高齢者接種での混乱は、想定不足が否めません。上越市の接種対象者に時間指定をして、調整が必要な方だけ連絡いただく形は、ブースター接種では特に有効になると思います。

また、行動制限緩和の要件となる可能性が高い検査ですが、現在検査費用は自己負担との方針です。市として支援をする、経済施策との連動、ワクチンパスポートの窓口対応の必要性など、制度の詳細決定を待つことなく、準備する必要性を求めました。

ワクチン接種について時間をさきましたが、「接種をしてください」とは言えません。その方の健康、将来に関わる問題であり、自分の身体に責任を持てるのは自分自身でしかありません。私が提案できるのは、接種を希望する人が速やかに接種できる環境を作る環境づくりです。その前提は、市長に改めて確認をしました。

感染症対策、ワクチン接種における体制、勤務状況、人事異動等について

体制強化のため、当初14人だったワクチンチームを倍の人員配置にするなど体制強化をしています。8月になり状況は改善されたとの話でしたが、100時間以上の残業をした方が延べ20人になるなど、かなり業務が集中した事が明らかになりました。この根本には、私は区の数が多いことによる人員配置があると考えます。若い職員の採用が激減するなど、影響はこれから出てきます。効率化できる部分は効率化し、必要な部分に人員、財源を集中させる。まさに選択と集中の必要性がコロナ禍から明らかになりました。

市内初となる警戒レベル4避難指示が8月23日に発出された。避難状況、受け止め、今後の対応について

今回は北区、江南区、秋葉区に37箇所の避難所が開設され、避難所に避難した人数の合計は12名とのことで、今後への避難情報などの課題が明らかになりました。町名ではなく、自治会名出出すなど、住民がわかりやすい情報をどうだし、適切な判断に繋げるか課題も明らかになりました。

この難局で、単なる批判はいかがでしょうか。少しでも事態を改善するため、議員も知恵を絞り、足を動かし現場の声を聴く、そんな姿勢が求められていると、自戒を含め最後に記します。