新潟市議会の一般質問中止について 「議員の仕事を放棄するな」

午前中の議員運営協議会にて議長から、市長からの要請を受けて一般質問を中止したい旨の話がありました。市民から地域の声を市政に反映させてほしい、安心して生活できる街づくりを進めてほしい、教育にもっともっと力を入れてほしい、様々な思いを受け議員として議会に臨んでいる一人として、納得できる話ではありません。
2月議会の会期は2月18日〜3月23日まで。3月3日〜6日に市民の負託、思いを受けた議員のうち21人が市政の課題、来年度予算について議論され、その後各委員会に負託された議案について審査される予定でした。質問通告は2月27日に終わり、答弁について既に市役所執行部で打ち合わせ、市長、部長へのレク等は済んでいるはずです。確かに、新型コロナウイルス感染症への対応は第一に考えなければいけません。市でできることは実態調査、その情報発信(市民の行動自粛要請、必要以上に不安を感じないよう正確な情報提供)です。議会での議論をする時間よりコロナへの対応に比重を置きたいとの執行部の意向に同調した保守系会派。
一方、市の課題は新型コロナウイルス感染症対策だけではありません。様々な課題に対応するため一般会計約4,000億円の使い道を決めるのが、2月定例議会の大事な役割です。私たち議員に市民から負託された仕事です。大事な問題であるからこそ、議会での議論が必要です。もっと言えば、予算議会で議論されるのは、来年度1年の課題についてです。市長、担当部長は緊急の場合、本会議を抜けることができるなど柔軟な対応はいくらでも可能です。決めるのは私たち議員、それが市議会です。仕事を果たすことができるよう、引き続き議会に働きかけていきます。