新潟市南区の病児保育施設「みなみっくる」を訪問し意見交換

新潟市内には現在12の病児・病後児保育施設があります。そのうち、北区、南区、西蒲区の3施設は昨年度末に開設された施設で、新型コロナウイルス感染拡大の影響をもろに受け、施設の利用がなかなか思うように進んでいません。

そういった施設の実情を聞かせていただくため、南区の「みなみっくる」を訪問しました。医療機関併設型の事業形態で、保育士3人、看護師1人で定員6名です。施設は非常んび広く、感染症に対応した隔離スペースもしっかり完備されています。

 

多くの利用者が近隣の小児科から紹介を受け、利用しているとの話でしたが、施設ができたことの認知は進みましたが、登録には至っていないケースが多いそうです。やはり、実際に利用する必要に駆られる場合でないと、平時ではなかなか登録には至っていないようです。採算ベースに乗せるための登録者を想定されていましたが、約半分程度との話でした。一方で、リピーターは多いとのことでいたので、平時にいかに登録してもらうかが今後の施設運営の鍵と言えそうです。保育士、看護師の方が預かりがない時間は訪問活動をしているとの話も聞きましたので、新潟市としてできることを探っていきたいと思います。

 

また、併設されている病院に多くの職員が通っている施設でしたが、住所地が新潟市外のケースが多く、市が定める利用料では利用できないので、なんとかしてもらえないかとの話も頂きました。新潟市は近隣市町村と中枢連携都市を形成し、公共施設、行政サービスの相互利用の協定を結んでいますが、まだ病児保育サービスは含まれていないことが明らかになりました。

行政の区域で生活しているわけではありませんので、生活者目線にたった施策を求めていきたいと思います。