学校再開の形の模索〜学びの保証と命の保証のバランスを求めて〜

4月23日から新潟市内の小中学校で再び休校が始まります。前回の3月2日の急な休校と違い、3日間の準備期間を設け、児童、生徒の心の準備、学校からの課題などの準備などに時間を取ることができたのは、良かったと私は思います。

しかし、現在の新潟市の感染状況で休校を選択した訳ですから、「再開」の基準をどう設けるかは難しい判断が求められます。新潟市内の感染状況ではなく、国全体として移動を制限し、感染のリスクを少しでも減らす意味での「緊急事態宣言」の対象地域拡大に合わせての、県知事からの要請を受けての休校です。今後長期化することを見据え、現実的には「分散登校」について議論する必要があると考えます。

先日は、小学校を訪問させて頂き、学校での養護教諭による「新型コロナウイルスについて学ぶ」取り組みを学ばせて頂きました。突然の休校が子ども達にしっかり伝わり、理解が進んでいるのか?当事者目線での取り組みが必要だと感じました。また、新型コロナウイルスについての差別、医療従事者への差別など、あってはならないことが残念ながら発生しています。医療従事者を応援するのはもちろんのこと、感染者についても責めるのではなく、回復を祈り応援する。そんな姿勢を学んでいるとの話を聞き、大人である我々が理解し、模範を示さなければいけないことだと感じました。