会派での視察~堺市を訪ねて~

先日は、会派(議会内でのグループ)で堺市に視察に行ってきました。

視察内容は、自転車の交通政策。

 

堺市は「自転車の街」ということを、一つのアピールポイントとして、市外に売り出しています。

もともとあった地場産業である、刃物産業の流れをくみ、その技をいかした自転車産業が発展してきた街です。アウトドアスポーツ会社として有名な株式会社シマノは堺市に本社をおく企業で、自動車のパーツ作成では、世界トップシェアとのことです。

そんな自転車の街堺では、自転車交通を公共交通の一つとして位置づけています。自転車専用レーンは、今後5年で50キロを整備予定とのこと。

また、街中には、コミュニティサイクルのスポットが数多く整備されており、借りた場所以外でも返却可能なシステムを構築しています。

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担当者の方の話では、利用者の8割近くが通勤、通学で、残りが観光とのこと。

当然考えていたように、自家用車から自転車への転換は思うように進んでいないとの話でしたが、今現在の新潟市の公共交通をめぐる議論をみていると、自転車を公共交通の一つとして位置付けることは、大きなヒントになると感じました。

バスに焦点があたっていますが、どの世代も快適に移動できる街であるための手段は複数存在するはず。世代によって手段も様々なはずです。

連接バスだけに議論が集中しないよう、議会で発信していきたいと思います。

 

小柳 聡