人口減少調査特別委員会での視察(①浜松市)

所属している人口減少対策調査特別委員会で視察に行ってきました。一日目は浜松市です。

浜松市は新潟市と同様に周辺市町村との合併により人口が増加し、政令指定都市になりました。人口も新潟市とほとんど同じ約80万人です。そんな浜松市も、人口減少問題に頭を悩ましていました。

対策としては①起業の応援「やるまいか!」②産業集積のための投資③教育への投資などに特徴がありました。特に注目すべきは、10代の東京圏、名古屋圏への人口流出は仕方がないとし、その後20代前半で戻ってこれる環境をつくることに力を入れている点です。

また、浜松市の特徴として、製造業は非常に強いことが挙げられます。それに伴い、男性はUターンして戻り職に就くケースが多いとのことでしたが、女性は望む業種が浜松には十分ではなく、就職に結びついていないケースが多いとのことでした。この点は課題のようです。

新潟市は、人口流出に対して、いまいちどこに力点を置いているのかがわかりにくい点があります。暮らしやすさをアピールするのではいいのですが、果たして20代のUターンのタイミングでそれが響くのかは疑問が残ります。浜松のように、雇用、産業に力を入れることが、やはり重要であることを改めて感じた視察になりました。