新しい新潟市を考える女性の会様主催「公開討論会」に参加しました(9月22日開催)

 

討論会に先立ち、事前に頂きました「人権の尊重と差別のない社会にかかわる公開質問」への回答もあわせて掲載させていただきます。

 

人権の尊重と差別のない社会にかかわる公開質問

 

1.これからの市政運営にあたり、あなたが市民に最も訴えたいことは何ですか、予定候補者として掲げる公約のキーワード、最優先する政策課題は何ですか

 

[回答] 市民との対話による市政運営を行います。特に子育て、教育など、人への支援を重視します。市内の子育てに関わる機関(保育所・幼稚園・ひまわりクブ・子ども食堂等)と保護者・子どもの声を聞き、施策の拡充を図ります。

 

2.市民一人ひとりが社会のあらゆる分野に主体的に参画していくためには、性別に関わらず個性と能力を十分に発揮できるようにすること、そして多様な生き方を尊重することが大切と思いますが、あなたがそのために具体的に実施したいことは何ですか

 

[回答] 基本的には新潟市が長年取組んできた「男女共同参画社会の推進」を全庁的な取組としてさらに進めることが重要だと考えます。障がいのある人もない人も共に生きる社会の推進と、障がいを持つ子どもたちのインクルーシブ教育などの実践に取り組みます。

LGBTに関しては多様な家族のあり方を尊重するため、対象を同性カップルに限定せず、事実婚の異性同士も認める「多様なパートナーシップ制度」の創設を目指します。

 

 

3.新潟市役所の女性職員の登用については、管理職(副参事以上)における女性の割合は10.5%(平成28年度)です。さらに小・中学校の校長・教頭における女性の割合はまだまだ低い状況です。市の政策・方針決定の過程へ女性の参画の拡充についてあなたはどう思いますか

 

[回答] 政策決定過程への女性の参画拡充は、男女共同参画社会を実現していく上で、また多様な市民ニーズに答えるためにも重要だと考えます。そのために「第3次新潟市男女共同参画行動計画」で示されている指標を確実にクリアする取り組みを前進させます。研修機会を男女均等にすること、チューター制度、育児・介護支援や長時間労働の是正、ワークライフバランスの推進に取り組みます。また、副市長には女性を起用したいと考えています。

 

 

4.誰もが安心して子育てや介護をしながら仕事や地域活動に参画していくためには、男女が共に主体的に関わっていくことや社会全体で子育てや介護を支援していく取り組みが必要です。あなたは、このことについての考え方や子育て支援策の充実、介護サービスの基盤整備・充実についてどう考えますか  

 

[回答] まず、子育てや介護に男女が共に主体的にかかわっていく社会にしていきたいと思います。そのためには育児休暇や介護休暇の男性の取得率をあげること、そしてワークライフバンスがやはり重要です。

施策としては、自らも0歳と2歳の子を持つ親ですので、病児保育、休日保育、ひまわりクラブ、放課後等デイサービスなどの支援策をさらに充実するとともに、地域の茶の間など新潟市が先進的に行ってきた取り組みを推進します。また、高齢者の生活の課題や子どもの貧困対策についても取り組んでいきます。

 

5.近年、性犯罪・ストーカー行為等の犯罪や、インターネット等での子どもや女性に対するいじめやSNSを使った人権侵害が問題になっています。人間としての尊厳を傷つける子どもや女性に対する暴力についてのあなたの考え方と「子どもの権利条例」や市長による「子どもの人権宣言」など、その具体的な対策についての考え方をお聞かせください。

 

[回答] このような犯罪や暴力はあってはならないと考えますし、女性や子どもの人権を踏みにじる重大な犯罪行為だと思っています。

まずはそうした犯罪等を止める啓発・社会への発信、予防教育、そして被害にあった場合の相談体制を整えます。「性暴力被害者支援センターにいがた」や医療現場、民間を含む各相談機関との連携を図ります。

子どものいじめの問題についても、人権教育の充実、相談できる体制が重要と考えます。また、いじめを相談されたおとなが一人で抱え込むことのない体制を作ります。子どもの権利条例は現在市議会の議員提案で準備中と承知していますが、その動きを後押しするなど早期成立を目指すとともに、子どもの人権宣言など市長としての考えを積極的に発信していきたいと考えます。

 

 

6.柏崎刈羽原発から約40~80キロの新潟市では、原発問題は他人事ではありません。まして、2011年に起きた福島原発事故から7年以上経った今でも新潟市に多くの人たちが避難しています。原発問題についてと、原発避難者に対する支援についてのあなたの考え方をお聞かせください

 

[回答] 福島第一の事故の悲惨さを目の当たりにし、福島からの避難者を多数受け入れた自治体の長を目指すものとして、柏崎刈羽の再稼働には反対です。県で行なわれている検証委員会の議論の状況を見る限り、客観的にも稼動できる条件は担保されていないと見ています。

事故から7年経ち、風化が懸念される中、避難者の皆さんのお気持ちを受け止め、できる支援を検討します。

 

7.以上の質問のほか、どんなことでも良いので自由に考え方をお聞かせください 

 

[回答] 31歳という若さを生かし、しがらみなどがないという利点を生かしてスピード感を持って、30年先を見据え未来に躍動する新潟を創るため、一つずつ結果を出していきます。